バリューエンジニアリング ハウスメーカー編?

バリューエンジニアリング(VE)という言葉があります。

公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会さんのサイトからお借りすると、

VEの考え方: VEでは、製品やサービスの果たすべき「機能」をユーザーの立場からとらえて分析し、その達成手段について様々なアイデアを出します。それらのアイデアを組み合わせたり、さらに発展させた上で評価し、最適な方法を選択します。その一連のプロセスを組織の力を結集して行い(チーム・デザイン)、顧客が求める機能を最低のライフサイクル・コストで確実に達成する手段を実現するのです。すなわち、使用者優先、機能本位で考える。様々なアイデアを生かし現状を打破する。そのために衆知を結集したチーム・デザインを行う。 そして、機能とコストの両面から製品やサービスの価値の向上をはかっていくのがVEの考え方です。


家づくりを提供するHMさんにも、「客がどういう機能を家に求めているのか(物理的、精神的に)をまずプロの立場で理解して、営業・設計士・コーディネーター等チーム力を発揮し、コスト(ライフサイクルコストですから、当初の建築費だけでなく保守修繕費や果ては最後に解体することまで考えて)をミニマイズするような提案をしてくる」、そのようなことを基本理念として欲しいですね。売上金額を上げなきゃ、というのも分かるのですが。

我々のHM選びフェーズOneでお世話になったMホームさん。間取りの提案としてはとても良かったのですが、一つの難関がコストでした。CADを入れるとソフトで自動計算されてくるという「本体価格」のところはなかなかいじれないということで他に何か削減の余地はないかと考えた営業さん、什器を供給しているP社の提携キャンペーンを提案してきました。「P社ショールームにてMホームの全館空調セミナーをやります。そこで懸賞に応募して当ったらxxx万円相当のP社のキッチントイレバスをプレゼントというのがありますから、当ててxxx万円浮かせましょう!」 確かそんな内容でした。P社の水回り機器は正直考えていなかったけれど、とにかくセミナーに参加し懸賞に応募。そしてその次のMホームとの打ち合わせ。結果は!!??

営業さん、ちょっとはにかみながら「・・次点でした」

「じ、じてん??!!」懸賞に次点があるのか!? 

ともあれ、P社の水回りセット無料という懸賞には当たらなかったけれど、大幅値引きの△万円でご提供できます。そういうことだったようです。